人それぞれの活躍で人生は楽しんだもの勝ち

株式会社サニーサイドアップ 代表取締役社長  次原悦子さん

PR業を中心に、スポーツ事業、セールスプロモーション、オールデイカジュアルダイニング「bills」の展開など、PR会社として多角的に事業を展開する株式会社サニーサイドアップ。「たのしいさわぎをおこしたい」をスローガンにオリジナリティあふれる挑戦を続けています。

そんな株式会社サニーサイドアップ 代表取締役社長 次原さんに女性のキャリアと生き方について聞きました。PR会社は「黒子に徹する」をポリシーにしているため、サニーサイドアップの目玉焼きロゴを付けて、特別にインタビューに答えていただきました。

女性が多いからこそ作った制度

ー事業について教えてください

今も昔も、私たちがやっていることは一貫してPRなんですよね。PR、スポーツ、セールスプロモーション、billsの展開など、様々なことをしているので、我々の事業を一言で表すのは難しいのですが、やっぱりPRを軸にそのノウハウを活かしてこの会社は成長してきたのだと思っています。中田英寿や北島康介に代表されるアスリートマネジメントで会社が知られるようになったので、マネジメントやスポーツビジネスの会社と思っている人もいるかと思いますが、どんな事業もPRの延長線上でやってきたんですよね。無名のアスリートのPRをしたことがきっかけで、まだ世に知られていない才能でも、PRのノウハウを利用して、その才能にさらなる輝きを持たせたり、旬な人や旬な出来事を組み合わせることで新しい価値を築いたりして、たくさんのスター選手が誕生してくれ、人々の心に残る感動や喜びにつながる仕事をやれたのかなと思っています。

2020年、日本にはオリンピックがやってきます。言うまでもなく、日本は盛り上がりを見せるわけですよね。スポーツ産業だけではなく、大昔からどんな時代でも、人の気持ちが高揚することによって経済は上向きになるという事は証明されています。長年スポーツシーンに携わってきた会社としては、我々の強みであるPRの力を使って、私たちのやり方でこのイベントを盛り上げていきたいですね。

ー女性を支えるための組織づくりを意識していますか?

そもそも女性しかいない企業でしたし、もともと性別、年齢、国籍など気にしない、個性を尊重し合う社風なので、各々が得意分野で活躍してくれればいいなと思っています。ただ、女性社員が半数を占めているのも事実なので、女性ゆえに迫られる決断に対して、より安心して働けるような環境を整えることは意識しています。そのひとつに昨年スタートした『Dear WOMAN』制度があり、弊社は国内企業初の卵子凍結補助制度を導入しました。妊娠、出産に関してはどうしても年齢が関係してきます。この制度がある事によって、女性の働き方の選択肢を増やし、今以上に安心して働ける環境になってほしいなと思います。なにより、そういうことを考えるきっかけになってほしいです。卵子凍結補助以外にも、「妊娠・出産・女性のからだに関する勉強会」を開くなど、社員の生き方の選択肢を増やすためのサポート作りは積極的にしていきたいと思っています。

活躍の定義は多様であるべき

ーこれからの女性の働き方についてどうお考えですか?

最近、女性活躍推進というテーマがすごく取り沙汰されていますよね。実は少しそれに違和感も感じています。女性の活躍って一体何なのかなってふと考えるんです。

仕事をして地位を築くことだけが女性の活躍なのかといったら決してそうではありませんよね。それを望まない女性もいるでしょうし、仕事はしていなくても、十分、家庭や地域で活躍している女性たちは沢山いますよね。仕事も子育てもどちらもバランス良くやれる人がいるのなら、それはそれで素晴らしい女性活躍かとは思いますが、個人的には活躍とは、決して決められたマスに収まるものではないんじゃないかなと思います。

 生きていく上で、人として女性として活躍する場は、何も職場においてだけではありません。職場ではバリバリ働きながらもピシッと17時には帰り、良いママでいるというのもそれで良いと思うし、母親という選択肢を選ばなくても、働きながらも、趣味も大切にして、輝いている女性を見ると、それも素晴らしい活躍なんだなと思います。それぞれの価値観、考え方のもと、自分自身が輝ける活躍の場を見つけ、みんなが幸せだと思う事が大切なんじゃないかな。

選択肢を正解にするように人生を楽しんでほしい

ー働く女性にメッセージをお願いします

人生は1度きり。貪欲に生きていくことも、それなりに生きていくこともできて、すべて自分自身の選択次第だと思うんです。でも今の時代、選択肢は“or”ではなく、あれもこれもでき得る、 “and”の時代ですよね。そういう時代だからこそ、女性たちはもっと生きることを難しく考えずに楽しむべきじゃないでしょうか。結局正解なんてものは、死ぬまで分からないものです。色んな選択肢の中で自分が選んだ選択肢はどれもが正解です。自分が正解だと思えば正解なんですもの。結局は楽しんだもの勝ちですよね。