まず自分の色眼鏡を疑おう

株式会社オウケイウェイヴ 代表取締役社長  兼元謙任さん

日本初かつ最大級のQ&Aサイト『OKWAVE』を運営する株式会社オウケイウェイヴ。困った人々を助ける善意をネット上で広げるという社会貢献を使命としています。

そんな株式会社オウケイウェイヴの代表取締役社長である兼元さんに、事業への想いや女性の働き方について聞きました。

世界から色眼鏡を取りたい

ー事業について教えてください

我々の会社はQ&Aサイトを運営しています。他との違いは、やりとりをAIでちゃんとチェックをしていることですね。今、およそ3500万のQ&Aと閲覧のデータベースを取っていて、これを企業さんと一緒に考えることによって商品を生み出す糧にしたり、色々なサービスの改善につなげていただくということをサービスとしています。収益面でいえば、広告収入やコンサルティング業務、企業向けサービスなどが主ですね。

ー事業への想いをお願いします

我々が最終的にやりたいことは、「世界から色眼鏡を取ること」です。何かおかしいと思ったときにQ&Aをみると色眼鏡が取れることがあります。色眼鏡が取れると行動までも変わるんです。これはQ&Aの力だと思っていて、世界中でこういうやり取りが増えれば、みんなの色眼鏡を取れるのかなと。

「答えはひとつじゃないんです」というのが僕らのメッセージです。サイトにある「ベストアンサー」というのは実は反語的で、自分が思っている考え以上のベストアンサーがあるということも知ってもらいたいという想いがあるんです。

女性のためになる施策を共に考える

ー御社の女性活躍について教えてください

安心して働ける環境を整えることが、女性にとって一番だと思いますね。そのために、男女を比べた場合にどうしても表れてしまう「差を」取り払い、制度をしっかり作ることが大事だと考えています。

例えば、出産・育児で離れた後に戻っていただくときには同じポジションを保証するといった方法があります。仕事のストレスからくる生理的な問題のカウンセリングを受けられる場を作ったり、今や社会的問題にもなっている保育所のことも考えたりしています。

個人面談を6ヶ月に1回ずつ行っていますが、今までやってきた会社の施策で続けるべきこと、やってほしいことを必ず聞くようにしています。そこで得た意見をもとにこれまでの施策を設けたのですが、結果として非常に喜んでもらえていますね。

ー施策で気を付けていることはなんですか

何かをあきらめることなく選択肢をもってもらうのがベストかなと思います。だから、家庭と仕事について“両立”ではなく“二つもフィールドを持てる”と考えてほしいんです。これは素晴らしいことなんだと。せっかくの可能性を自分ではじめから消してしまわないためにも、このことを意識したうえで、会社として必要なことをやっていきたいです。

色眼鏡を外してお互いに尊重できるように

ー働く女性にメッセージをお願いします

女性としてのみならず、色々な問題を語るときにどうしてもまずは自分が持っている先入観がありますよね。まずは「社会的にも歴史的にも決まっているものだから」と、自分が漠然と受け入れてしまっていることに気づくべきだと思うんです。

そうして色眼鏡なしで自分の価値観を持てるようになったときには、人の言うことなんて気にしなくなりますよ。だからいつも肩肘張ってぶつかっていくことはないので、相手の価値観をその成立の背景も含めて理解して、一旦は尊重する。一方で、自分の意見もしっかりと持つというのが重要だと思います。