業界唯一のデータベースで業界を支える

株式会社アパレルウェブ 代表取締役&CEO  千金楽健司さん

ウェブを活用したマーケティングのコンサルティングなどのITソリューション事業、ウェブのフィールドを活用したプラットフォーム事業を展開している株式会社アパレルウェブ。シンガポールにグループ会社を設立し、国内アパレル・ファッション企業のアジア進出推進支援を行っています。

株式会社アパレルウェブの事業に対する想いや、女性に対するメッセージなどを、代表取締役&CEOの千金楽さんに伺いました。

競合他社にはないサービスを提供する

ー御社の事業内容を教えてください

一言で言うと、ファッションブランドのお客様のWeb周り全般のコンサルティングをしています。具体的には、ウェブ広告や、HPやアプリの制作、ネットショップの事業運用のサポート、SNSやECのコンサルティング、SNSの運用サポートを中心にやっています。

特に『アパレルクラウド』という事業が1番の柱になっています。これは競合他社にはないサービスですね。『アパレルクラウド』は、企業の商品・店舗情報・コンテンツ・会員・在庫など、ファッション企業が必要とする全データの一元管理と一括更新を可能にするサービスです。
会員情報、購買履歴、SNSなど膨大なデータを集約させてオムニチャネル化を推進しています。、ネットショップやスタイリングデータなどクライアントが持っている全データに自動反映されるという便利ツールになっています。

今後のアパレル業界をサポートするデータベースを作る

ー事業に込めた想いをお伺いします

『アパレルクラウド』は、「全部を1つに」というキャッチコピーの通り、皆さんの手間を1度で済ませられる便利なツールです。ただ、僕の最終目的は便利ツールではないんです。『アパレルクラウド』を何のために作っているかというと、お客様の様々なデータが『アパレルクラウド』に溜まると、その人の傾向が分かり、正確なリコメンドを行うことができます。つまり、CRMができます。これから小売りが生き残っていくために、CRMがより重要になっていきますし、根拠のあるデータベースの提供が必要となります。よりファッション業界の発展に貢献できるマーケティングをしたいというのが、僕の『アパレルクラウド』に対する想いです。

ー今後の事業の展望を教えてください

今はアパレル企業を中心に240以上のブランドにCMS/CRMツールとして使っていただいていますが、今後は集めたコンシューマの膨大なデータを活用し、ビッグデータビジネスを展開していきたいと考えています。ファッション業界全体の動向を把握するために、さらに導入ブランド数を拡大していく必要があり、 様々なサービスの企画・開発をしていきます。

また、『アパレルクラウド』内での分析ツールの開発や他社のBIツールとの連携を実現させ、クライアントの事業等に対するコンサルティング等も計画しています。ファッション産業で唯一のデータベースを持っていて、プラットフォーマーがデータベースを必要としたときに、『アパレルクラウド』が使われるようにしたい。 さらに、店頭に足を運ぶ理由を作る、足を運ばせるためのデジタルなウェブルーミングが、お客様の都合に合わせて用意されている状況を作りたいです。スマートなデジタルのサービスが用意されていて、店頭でしか体験できないリアルな体験を用意しておくことが、小売りの役割だと思っています。今後店頭は、パーソナルな接客を受けるだけじゃなく、ネットショップの倉庫にも、受け取り場所にも、試着だけする場所にもなっていきます。なので、ショップスタッフがお客様の心を読まなくてはいけない、そんな役割を担ってきます。

そこで、店頭とネットの役割をシリアスに考えることが求められます。『アパレルクラウド』が普及するほど、クライアントがより良い接客をできるようなサービスに進化していくことが今後の目標です。

自分の強みを活かして活躍してほしい

ー女性活躍のための取り組みはありますか

シンガポールは責任者が女性ですし、日本でも営業部隊のマネージャーやデザインチームもほとんど女性です。中間管理職層で女性が活躍しているので、女性が働きやすい環境は整っていますね。弊社では、結婚・出産しても、ほとんどの人が会社に戻って勤めているし、女性だからといって働けなくなることはありません。

ー働く女性に対するメッセージをお願いします

元々、生物学的に男性よりはるかに女性は強いんですね。だから、職場でその強さを活かせる環境があれば、企業も強くなると思います。また、女性はリスクマネジメント力が強いし、自制もできるという強さがあると思います。

また、SNSの時代なので、SNSの運用を上手に使える新しい世代の人材に期待しています。SNSのタイムラインを見せてもらうと、女性の方が今の時代のコミュニケーションができるんです。そういうことに好奇心を強く持ってくれている女性が今後活躍できると思っています。