女性がイキイキと働き、活躍する社会を創る

株式会社エーアイエル 代表取締役社長  入江雄介さん

2008年に人材ソリューションの柱としてIT事業を起ち上げ、新しいステージでの挑戦をスタートさせた株式会社エーアイエル。「IT×○○」をキーワードに新しいサービスやプロセスを次々に生み出していくプラットフォームとして成長しています。

株式会社エーアイエルの新規事業である『EXCEL女子』や、仕事観について代表取締役社長の入江さんに伺いました。

企業と女性のニーズに応えるサービスを作る

ー御社の事業内容について教えてください

人材ソリューションサービス業としてITインフラ事業を8年前に立ち上げ、EXCEL女子という事業が2013年12月に立ち上がりました。

ー『EXCEL女子』が立ち上がったきっかけは何ですか

はじめはIT業界にて、Excelのスキルが使えることに潜在的なニーズがあると思っていました。そこで、市場調査をしたら、業界・業種に関わらず、事務に求めるスキルの66.9%に、Excelの中級レベル(高度なグラフ化、データ集計分析、VBA・マクロ活用)を求めているという結果が出ました。

もう一方では、事務職の女性713万人の内、7%は専門事務としてスキルを持っている人なのですが、残りの93%、つまり約660万人は、一般事務スキルという実態です。その女性たちにアンケートをしたところ、「手に職つけて働きたいけど、方法がわからない」という結果になりました。そこで、そういった女性がスキルアップでき、キャリアパスを描ける機会をつくることができたら、世の中にとっていいんじゃないかというところから、このビジネスが生まれました。

企業と時代のニーズに合った人材になる

ー『EXCEL女子』に対する思いを教えてください

一言で申し上げると、「女性活躍推進事業」です。「世界中の女性がイキイキと働き、活躍している社会を創る(略:イキイキ社会)」というビジョンを掲げ、社会にとってためになる事業をやろうという想いをもっております。

ー今後、『EXCEL女子』はどのように発展していくのでしょうか

現在は、派遣の正社員というモデルを柱として進めていますが、もう1つの柱として、働き方改革を推進するために、受託型でのビジネスにも力を入れています。

受託型は自社でできるので、時短や在宅も可能になります。働きたいママさんが自由に働き方を選べるようになれば、今まで活用できなかった女性層の活躍を推進できると考えていますし、これから結婚や出産を考えている女性も、安心して長く働きながら、スキルアップできる機会を生むことができると考えています。

今は大手のお客様が多いですが、今後は中小企業のお客様にも拡げていくことで体制も強化し、主に2つのサービスを提供していきます。一つは、VBAなどの高度なExcel技術を使ったツール作成サービス、もう一つは「Women’s BI」という、企業のデータ活用を促進するサービスです。これは大量のデータを扱う企業や部門に向けて、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールやGoogleアナリティクスの活用を支援するサービスです。社内ではBIツールやGoogleアナリティクスの勉強会も行っており、資格取得者も増えてきています。

今後、企業のデータ量が増えていく中で、データ集計や分析(アナリティクス)の仕事は増えていくので、そのプロフェッショナルは大きな付加価値となります。また、こうなりたいから頑張ろうという女性が増えてくれば、「イキイキ社会」というビジョンの実現にも近づくので、そういったサービスは今後もどんどん生んでいきたいと考えています。

3つの“ワーク”を大切に働く

ー最後に、働く女性に対するメッセージをお願いします

私は、女性に限らず「あなたはなぜ働くのか」という質問を社員にします。働くために大切な理由として、“ライスワーク”、“ライクワーク”、“ライフワーク”の3つがあると私は考えています。

“ライスワーク”は生きるための仕事で、これは重要です。ただ、これが満たされるとそれだけでは物足りなくなり、次に“ライクワーク”、つまり好きな仕事をしたいということになる。そして最後の“ライフワーク”というのは、人生を豊かにするための仕事です。仕事もプライベートも人生の一部なので、その中でイキイキ働きたい、価値ある仕事をしたい、というのは人間の本質的な部分だと思っています。

女性のライフイベントは読めないし、ライフステージによってビジョンや働き方は変わるので、選択がとても難しいと思います。なので、どんなステージでも働き方が選択できるような多様な働き方を創っていくことで、イキイキ働ける社会に繋がると信じています。微力ながら会社がそういう環境を作っていくことで、一人一人が仕事を通じてハッピーな人生を生きる“ライフワーク”な世の中になっていくことが、私の夢です。