女性が諦めない環境作りを

株式会社イードリーマー 代表取締役社長  山下亮さん

インターネットを利用した自動車のリユース事業リンカーダイレクトオークションを開発し、自動車業界でサービス提供を続ける株式会社イードリーマー。「知っててよかったを、世界に。」をスローガンに掲げ、まだ誰も着手していない新しいサービスの創出に尽力しています。

株式会社イードリーマーが目指す事業の在り方、そしてそれを支える女性の活躍について代表取締役社長山下亮さんにインタビューしました。

初めての起業から1年、イードリーマーに参画

ー山下さんがイードリーマーの経営に参画した経緯を教えてください

もともとは金融機関や、貿易関連企業で営業職をしていました。2008年、34歳のときに自動車輸出で初めての起業をして、1年ほどしたときに、リサイクルマッチングサイトを運営していたイードリーマーの当時のオーナーと出会ったんです。

ここでなら私の構想していた事業を実現できると感じ株式を取得して経営に参画し、即座に既存事業からピボットして現在のリンカーダイレクトオークションの基礎となるエコカネットオークションをスタートさせました。

「知っててよかったを、世界に。」を目指して

ー現在のイードリーマーはどんな会社ですか

自動車業界におけるイードリーマーの特徴は、自動車メーカーとしてではなくIT企業として業界参入しているという点です。

自社でアプリもウェブサービスも開発することができ、広告や宣伝に関しても知識がある唯一の企業と言えます。その強みを伸ばすためにまず始めたのが、リンカーダイレクトオークション事業の開発でした。それまで買取屋さんに買ってもらうしかなかった事故車や故障車にオークション制度を導入したことで、相場よりも高い価格での取引を実現しています。

「知っててよかったを、世界に。」をスローガンに掲げ、誰かが抱える問題を解決し、なおかつ誰も手をつけていない領域に着手することが、イードリーマーの在り方だと考えています。新事業を始めるとき、私達は何兆円という金額が動くような市場は狙っていません。ベンチャー企業としては、大企業で価値がないとされるビジネスにこそ価値を見出すのです。

女性がキャリアを諦めないための環境づくり

ー女性活躍に対して、どのような思いを持っているのでしょうか

会社は良くも悪くも男性社会になりがちですが、ライフイベントに左右されないという理由だけで管理職を男性に任せると、女性は自分の活躍を諦めてしまいます。それは女性にとっても、会社にとっても大きなデメリットだと思います。

確かに、女性には働く時間に制限が出てしまう場合がありますが、高いパフォーマンスを発揮する人が多いことも事実です。イードリーマーでは、女性が性別を理由にキャリアを諦めることがないよう尽力しています。

多くの企業では、産休明けの女性職員が以前のポジションに戻ることは難しいのではないかと思います。しかしイードリーマーでは「この人でなければこの仕事は勤まらない」と感じれば、産休明けも同じポジションに戻れるよう手配しています。そのために全ての社員に新規事業の案をどんどん出してもらってコンテストを行い、それを自ら積極的に推進していくように教育をしているんです。

イードリーマーとしては、性別に関係なく個人のパフォーマンスを見て評価をすることを重要視しています。社会全体がこうした価値観を持つことで、女性がより積極的に社会に参画できるようになると考えます。

ライフイベントを女性の強みに

ー最後に、働く女性にメッセージをお願いします

これからの日本社会で、女性には大きく活躍していただきたいと思っています。

イードリーマーには結婚や出産を経てその後大活躍する社員が多くいます。ライフイベントを経ることによって視野が広がり、より高いパフォーマンスが発揮できるようになることは女性の強みであると思います。そういった女性たちが活躍できるように、今後も試行錯誤を重ねながら環境を整えていきたいと考えています。